ワイヤーロープ掛工法
ワイヤーロープ掛工法は、落石予防工(落石予備物質を対象とする工法)で広く採用されている工法である。巨岩・数個の浮石・転石の集合体の落石予備物質を現位置で固定する有効な工法である。
ワイヤーロープ掛工法は落石発生源である落石予備物質(浮石、転石)が活動や転落しないようにワイヤーロープを格子状または2~数本のロープで覆ったり、掛けたりすることで斜面上に固定する工法である。
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特徴
- ワイヤーロープ、アンカー等、使用部材が軽量であり、自在性に富んでいるため、施工場所を選ばない。
- 落石予備物質(転石、浮石、亀裂質岩盤等)を現位置で固定できる。
- 既往植生を伐採せずに施工可能であるため、既存景観を損なわない。
- 落石予備物質を安定させるため、緑化生育が旺盛になる。