モルタル・コンクリート吹付工法
モルタル・コンクリート吹付工法は、セメント・砂・(粗骨材)・水を混合したモルタル、コンクリートを斜面に吹き付ける工法である。
のり面には金網張りを行い、その上から吹き付けを行い、10cm前後に仕上げるモルタル・コンクリート吹付工である。
モルタル・コンクリート吹付工法は、急勾配の岩盤斜面等に古くから採用されている工法である。表層部の風化防止、浸食防止等を図る目的を保持する
本工法は、コンクリート系であり、緑化復元が困難である。したがって、周辺環境の調和・景観が劣る。また、小土圧に対する抵抗力が小さく、施工時期(寒期・夏季)による温度管理に留意する必要がある。
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特徴
- 安価であり、施工性がよく、斜面条件に左右されない。
- 降雨・乾湿繰り返し等に対して、地山の風化を防止する。
- 降雨に対して地山の浸食を防止する。
- 斜面に直接降る雨を遮断し、斜面の内部応力低下防止